風しんというと子どもがかかる病気という印象がありますが、実は近年の風しん患者の中心はむしろ大人だそうです!!
これは気をつけないといけないと改めて思ったのでまとめてみました。
風しんとは?
風しんは、感染者のくしゃみや咳、鼻水などの分泌物に触れる事で感染します。
感染後2~3週間で、赤い小さなブツブツが顔や全身に現れたり、38℃前後の発熱、耳や首の後ろのリンパ節の腫れなどの症状が出ます。
大人の場合、強い関節痛が現れることが多く、発熱が長引いたり重症化することもあるそうです。
治療は解熱鎮痛剤を使いながら安静にすることが第一です。
30~50歳代のママ、パパ世代が危険!
国の定期接種制度変更の影響で男女ともに2回の接種が出来ているのは、1990年4月2日以降に生まれた人たちです。
これより以前に生まれた人たちは抗体価が低く感染の危険が高い可能性があります。
中でも現在、患者の中心を占める30~50歳代は抗体の保有率が低い年代とされているそうです。
私もその年代に当てはまるのでひとごととは思えません∑(๑º口º๑)!!
妊婦さんは特に注意!!
風しんで最も注意が必要なのは妊婦さんへの感染です。
妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが、目、耳、心臓などに病気を持つ『先天性風しん症候群』という病気にかかることがあります。
先天性風疹症候群とは?
胎児の重要臓器が形成される妊娠初期(胚芽期、胎芽期など)の妊婦が、風しんに感染することで胎児に生じる合併症の総称を指します。
妊娠中のママに現れる症状
発熱や耳の後ろのリンパ節の腫れ、発疹などですが、約25%は症状が現れません。
胎児への感染率は?
お腹の赤ちゃんの器官が作られる妊娠12週未満に、ママが風しんウイルスに感染すると、80~90%の高確率でお腹の胎児にも感染します。
そのうちの90%以上に先天性風疹症候群の症状をもたらし、この時期に感染してしまうと、目、耳、心臓のすべてに症状を持つことが多いとされています。
妊娠18週以降になると、お腹の赤ちゃんの風しんウイルスの感染率は約40%となり妊娠初期に比べると感染率は減り、先天性風疹症候群の症状が現れる確率も低くなります。
感染をさけるためにも
妊娠を希望する女性や十分な免疫を持っていない妊婦と同居する方は、風しん抗体検査を受けることをご検討ください。
また検査の結果、風しんの抗体価が低いと分かった場合は、風しんワクチン接種を受けることをオススメします。
この予防接種は任意接種になりますので、予防接種による副反応などについて、十分理解したうえで接種を受けるようにしてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
風しんは子供に多いと思っていましたが、まさか私たちの世代のママさん、パパさんが風しん患者の中心を占めているとは驚きでした。
インフルエンザもそうですが、なんでも予防が大切なのでマスクや手洗い、うがいなど自分たちで出来ることはしっかりやって予防して行きましょう。
少しでも参考になれたら幸いです☆。.:*・゜
ランキングに参加させていただいております。
クリックしていただけると励みにもなります、よろしくお願いいたします☆